自宅を留守にしている時間帯は空き巣被害に遭いやすく注意が必要です。防犯対策は元よりなるべく自宅が留守の状態であることを空き巣に見抜かれないよう工夫をすると尚効果的です。
空き巣が留守を確認するのは主に部屋の明かりや生活音です。
もっと探る場合は電話やインターホンを鳴らして不在を確実に確認する空き巣も存在します。
少しでも自宅を不在する時の防犯性を高める為の方法と長期不在時の対策をお話してみたいと思います。
今すぐ出来る在宅カモフラージュ
在宅か不在か確認しやすいものといえば部屋の明かりや生活音です。
日中はまだしも夕方に部屋の明かりがついていないと家に誰も居ない印象を与えてしまいます。
LEDの照明なら電気を付けっぱなしでも昔ほど電気代はかからないものです。
全ての部屋の電気とは言いませんが、メインの部屋となるリビングの照明は付けたまま外出するようにしましょう。
またテレビ・ラジオなどの音も人の話し声に聞えたり在宅の雰囲気を出せるので在宅カモフラージュの効果があります。
同じように台所やお風呂の換気扇を回しっぱなしにしておくこともより在宅感がリアルになります。
夏や冬は電気メーターの円盤の回り方で不在がばれる?
部屋を留守にしている時は冷蔵庫などの待機電力しか電気を使っていないので電気メーターの円盤の回り方が遅いです。
しかしエアコンやヒーターなどを使っている時に電気メーターを見ると円盤が早く回っているのが分かります。
特に夏場と冬場は冷暖房器具を使う時期なので電気メーターの円盤の回り方で不在を見抜かれてしまう場合もあります。
深読みしすぎかもしれませんが空き巣はありとあらゆる手段で不在を確実に確認してから侵入をします。
スマートメーターには円盤がないのでそのような心配はないですがまだ円盤の電気メーターが付いているお住まいの方はお気を付けください。
入タイマー付きの照明器具に換える
電気を付けっ放しにして外出したくない方は予め設定した時間に照明が点灯するようセット出来る入りタイマー付きの照明器具に換えてみてはいかがでしょうか。
まだ照明器具を変えるのが勿体ない場合はこのようなタイマー機能付きの電気差込み口を取替える方法もあります。
毎日電気を付けたままの状態も不自然だと思われるので毎日微妙に時間設定をずらしてタイマーをセットしておくのもいいですね。
カーテンの開け閉めを自動化する
これは毎朝決まった時間にカーテンを自動で開けてくれる目覚まし系グッズです。
自分の設定した時間にカーテンの開け閉めが出来るので逆に外出時の夕方の時間帯に閉める設定をしておけば在宅カモフラージュになります。
カーテン両開き、両閉めの設定をするにはこの商品が2個必要です。
いかがでしたでしょうか、空き巣も当然、侵入する際には細心の警戒心をもって犯行に及ぶはずです。
家を長期不在にする場合の視覚的対策
長期的に自宅を不在にする場合は在宅カモフラージュにも限界があります。
例えば郵便ポストの郵便物は数日間でいっぱいになってしまいます。
このように長期的に自宅を不在にする場合はご近所さんに菓子折などを持って行き、不在期間中の郵便物の回収をお願いしておくと良いでしょう。
また車を置いていく場合は砂埃などの積もり方でしばらく車が動いていないとバレてしまいます。
家を長期不在にする前に一度綺麗に洗車しておくのも効果があります。
防犯カメラを設置する
防犯カメラの設置は空き巣に対して警戒心を与えることが出来ます。
防犯カメラがあるだけでその家への不法侵入は敬遠する空き巣も多く存在します。
予算がないのならばダミーのカメラでも構わないのでセットしておくことで空き巣を寄せ付けない魔除け的な効果を得られます。
一昔前は富裕層や有名人の家でしか見なかった防犯カメラですが今や着々と一般住宅にも普及しています。
その必要性や存在意義から今後、防犯カメラも自動車のドライブレコーダーのようにみんな取付けるようになるでしょう。
遅かれ早かれ必要になるであろう防犯カメラ、これを機に取付けてみてはいかがでしょう。
長期不在期間中はホームセキュリティーの短期契約を
いくら自分で防犯対策を講じても空き巣に狙われたら最後です。
今まで説明した防犯対策は一時的に空き巣の目を騙す為のものであり、もしあなたの家が狙われているのであれば何度も現地調査をされて長期不在がバレてしまうでしょう。
ご心配なら自宅を不在にする一定期間だけでもホームセキュリティーを短期契約することをおすすめします。
ホームセキュリティーといえば業界最大の全国約2,800ヶ所の拠点を持つセコムがおすすめ。
長期契約する場合は少しでも安いホームセキュリティーを吟味してもいいですが短期契約なら大手のセキュリティー会社が何かと安心ではないでしょうか。
ホームセキュリティーを契約していれば侵入者を検知したら駆け付けてくれることはもちろん、少なくともセコムでは不在時の心配の種である火災時の検知も行ってくれます。
空き巣は留守宅を私たちが思っている以上に何度も確認して不在か在宅かを判断します。
単に戸締まりするだけでは防犯対策が万全とは言えません。
効果的な防犯を考えて実行することが大切です。