夜に女性が一人歩きすることは非常に危険です。何故なら警視庁公開の統計データから強制わいせつ被害発生時間帯で最も多いのは夜21時~深夜1時、また発生場所で最も多いのが『路上・公園』だという結果が出ているからです。
学校や仕事の帰り道、電車やバスを利用しているかもしれませんが、最期の最寄りの駅やバス停からはどうしても一人で歩くことがあるかと思います。
この夜道の一人歩きをしている時間帯、例えわずかな時間であってもとても危険です。
強制わいせつ被害に遭いやすい危険な場所とは?
強制わいせつ被害に遭いやすい危険な場所はあるのでしょうか。
警視庁公開の統計資料(強制わいせつの被害にあった場所別発生状況のデータ)によると、令和2年度で最も多かった犯罪被害発生場所が『路上・公園』が最も多く全体の35%以上を占めています。
公園が被害に遭いやすい危険な場所であることは予想通りですが、路上といえば道路や歩道のことです。
どちらかというと人目に付きやすい道路や歩道上で犯罪被害が多いという統計結果に驚きです。
強制わいせつ被害に遭いやすい危険な時間帯とは?
次に強制わいせつ被害に遭った時間帯についてです。
同じく警視庁公開の統計資料によると時間別発生状況では21時以降から深夜1時頃までが最も被害件数が多いという結果でした。
夜9時以降から日が変わる深夜1時の時間帯が最も危険な時間帯ということです。
この強制わいせつの被害発生のデータから分かることは夜道の道路の一人歩きは最も被害に遭いやすい条件が揃っていることが分かります。
夜道に女性が狙われる理由
21時~深夜1時は人通りも少なくなり、暗い時間帯に差しかかりますので不気味ですよね。
ではなぜ夜間に女性が狙われるのか掘り下げて考察していきたいと思います。
犯罪者の顔バレがしにくいから
日中の明るい時間帯に比べて夜間の暗い時間帯は視界が悪く、何か異変が起こっても通りかかった人や車の運転手はその異変に気付くことが出来ません。
ましてや夜21時から深夜にかけての時間帯は人通り自体が少なく目撃者や救済者はほとんど居ない状態にあります。
このように、暗くて視界が悪い・あまり人が居ないといった環境は犯罪者にとってとても有利な状況です。
特に『暗くて見えない』という環境は例え犯罪が未遂に終わってもその犯罪者の顔自体がよく見えなく犯人像を特定されにくいです。
顔バレ・身バレしずらい状況ならば犯罪者は積極的に犯行に及びやすくなるでしょう。
また、暗いと待ち伏せされても気付きようがないので夜道は危険しかない環境であることを改めて意識しましょう。
夜間は心身ともに弱っている時間帯だから
日中は気が引き締まっていますが学校や仕事の帰り道は精神的にも体力的にも疲れが出てどうしても油断や隙が垣間見えてしまう時間帯です。。
まして疲れている時は反射神経や運動神経、警戒心などあらゆる感覚が鈍っている状態でもあります。
いつもなら気を付けること・いつもなら警戒している場所でも疲れている時や眠い時にはどうしても油断してしまいます。
犯罪者はそのように心身ともに弱っている状態の女性を狙うのです。
『仕事が終わった。疲れた・・』とついボーっとした状態で歩くのは危険です。
家の玄関の鍵を開けて自宅に入るまでは気を緩めないよう意識しましょう。
夜道の『ながら歩き』は狙われやすい
このように女性の夜道の一人歩きは非常に危険です。
ただでさえ危険な環境なのにこの危険な環境で更に『狙われやすい人』には特徴があります。
それが『ながら歩き』です。
例えばスマホを見ながら歩くと当然、スマホに集中してしまい周囲の異変や不審者に気付きにくくなります。
また、ヘッドホンやイヤホンで音楽を聴きながら歩いていると人の気配を察知しずらくなり、後を付けられていても気付きにくくなります。
すなわち『ながら歩き』をしている女性に犯罪者が近づくことは簡単になります。
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚という五感全てを研ぎ澄ませれば未然に防げるトラブルや事故はたくさんあります。
危険な夜道は警戒心を持ち、集中しながら歩くよう心掛けてください。
狙われやすい女性の特徴
危険な夜道。狙われやすい女性と狙われにくい女性の違いとは何でしょう。
まず狙われやすい女性の特徴ですが動作がゆったりとしていたり歩き方が遅い、おとなしいイメージがある女性は狙われやすいと言われています。
また、泥酔状態は論外ですが飲み会の後など少しでもお酒が入っている時も気が大きくなりがちなので夜道を一人で歩くのは危険です。
いつもは不気味だなって思う帰り道もお酒が入っている状態だと『全然怖くない』と根拠のない自信が出てしまい、その結果警戒心が緩んでしまいます。
服装に関しても露出度の高い服装をしていると露出度の低い時に比べて危険度は増すということも頭に入れておきましょう。
狙われにくい女性の特徴
逆にキビキビとしていて足早に歩くイメージの女性は狙われにくいようです。
目的地に向かってひたすら足早に歩くイメージですね。
駅前や街で異性に声を掛けやすい女性と掛けられにくい女性っていると思いますがそれと同じかと思います。
基本的に動きに無駄がなく、話を掛けられる隙が無いオーラを出しているような感じがいいと思いますね。
服装に関しても出来れば肌の露出は控え、パンツスタイルなどがいいです。
夜道の一人歩きに頼れる防犯アイテムとは?
夜道の一人歩きでは警戒心を高く持って行動することも大切ですが何か一つ防犯アイテムを持っていると精神的にもちょっと安心しますよね。
防犯アイテムといえば催涙スプレーやスタンガン、護身棒といった犯人撃退系のアイテムと防犯ブザーやフラッシュライトなど危険を周囲に知らせる系のアイテムに分かれます。
どちらがいいとは甲乙つけがたいですが私個人的な見解から述べるならこうです。
犯人撃退系アイテムは『基本的に自分と犯人の1対1』という状況は変わらないのに対して、危険を周囲に知らせる系アイテムは『誰かが助けに来てくれる可能性がある』のです。
犯人にダメージを与えることは出来ませんが、その代わり危機的状況から誰かが助けに来てくれるかもしれないという希望があるのは防犯ブザーやフラッシュライトだと思っています。
既にストーカーに付けられてるかも・・・と思う方は
防犯ブザーやフラッシュライトは大きな音や光で異変を誰かに伝えるものなので誰かが助けに来てくれる可能性がある防犯アイテムと言えます。
しかし既にストーカーに付けられてる気がする・・・という方は何かあった時にブザーやフラッシュライトだけでは不安ですよね。
出来れば非常用ボタンのようなものを常に携帯していて何かあった時にそのボタンを押せば確実に誰かが助けに来てくれる方法ってないものか・・・あるんです。
それはホームセキュリティーアルソックの『HOME ALSOK レディースサポート』というサービスです。
警察に相談していることが条件になりますがこのレディースサポートを契約すると専用端末を貸し出してくれます。
この専用端末はGPSが内蔵しアルソックと位置情報を共有しています。何かあった時はこの端末で知らせれば24時間365日警備員がその場所まで緊急で駆け付けをしてくれます。
もちろん利用するにはお金が掛かりますがもしストーカーに付けられているのならば命に係わることでもあります。
ずっと契約するのはコスト的に辛い・・ならば引っ越しをするまでの期間だけ契約して少しでも危険から身を守ることを考えてみてもいいと思います。
まずはALSOKサイトで資料を請求してみはいかがでしょう。
ALSOK簡単資料請求もっとも、ストーカー相談に対して警察がもう少し親身に相談に乗って協力していただけたらいいのですが緊急時に個別にくまなく対応するのは限界があります。
なので、順序的には警察に相談。→安心出来る防犯的な対応をしてくれないのならばアルソックのような民間のセキュリティー会社と契約する。といった順序がいいのではないかと思います。
『誰かににつけられてるかも・・・』不安になった時は
夜間歩きで、不審者に後をつけられているかもしれないと感じた時は気のせいではありません。
そもそも人間は危険察知能力が高いので『ん?なんかおかしいかも』と思ったら自分の直感を信じてください。
近くにお店などがあればすぐに入るといいでしょう。
どうしてもお店が帰り道になければ携帯で通話をしている素振りをして「もうすぐ着からね~」と演技をするのも有効な手段です。
またはすぐに警察に緊急電話を掛ける方法をマスターしておきましょう。
iPhoneでもandroidでも緊急電話の掛け方はあります。
いかがでしたでしょうか、結論から言うと、女性の夜道の一人歩きは非常に危険です。
出来るだけ夜間の一人歩きはしない事が一番の対策ですが、仕事などの都合上どうしてもそれは避けられない人も多いでしょう。
しかし大なり小なり何かしらの防犯対策は意味があります。
ぜひご自身に合った防犯対策や防犯意識向上に努めてください。