外の風が気持ちよい季節はつい窓を開けたまま寝てしまいます。このような季節の寝静まった時間帯は、在宅中にもかかわらず窓を開けたまま寝てしまっているお部屋を狙った不法侵入者が増加しますので注意、警戒が必要です。
窓を開けたまま寝てしまう原因
窓を開けたままつい寝てしまう原因はカーテンを閉めているからです。
外が暗い夜間に網戸にしているとお部屋は明るいので室内は外から丸見えの状態です。
だから多くの場合は目隠しにカーテンを閉めるのですが実はこのカーテンのせいで寝る時に窓を閉めるのをすっかり忘れてしまうことがあります。
お部屋に風が通る時はカーテンが揺れるので窓が開いていることが分かりますがあまり風が通らない夜はカーテンが揺れないので窓が開いていることを忘れてしまいます。
この状態、いわば窓を開けたままの無防備な状態で寝てしまったお部屋に侵入をしようとしている不法侵入者は多くなる季節です。
リビングやダイニングルームの窓を開けたまま寝室に行き寝てしまうと誰かが部屋に入ってきてもその物音や気配に気付くことはほぼ不可能でしょう。
『シャッターを閉めて窓を開けて寝る』は防犯上、大丈夫?
夜風が涼しく心地良いこの季節は出来れば冷房ではなく外気の涼しさで寝たいものです。
シャッターが付いているお部屋ならばシャッターを閉めた状態で窓を開けて寝るのならば防犯上、大丈夫なのかどうか気になるところですよね。
シャッターはカチャっとしっかり閉めている状態ならば基本的に外からは開けられない構造になっています。
しかしシャッターを外から開けるのが絶対に出来ないということではないです。
シャッターは道具を使えば大きな音が生じるものの、外からでも開けることは可能です。
まあ夜間なので大きな音というリスクを背負って侵入してくる可能性は限りなく低いと考えられますが大きな音をたてずに外からシャッターを開けられてしまうケースもあるんですよ。
ALSOKの月額990円から始められるスマホ防犯大きな音をたてずに外からシャッターを開けられてしまうケース
シャッターは経年で歪みが発生してまっすぐ下に下りなくなってきます。
そのような状態になると下まで下げてもちゃんとロックがかからなかったり、左右どちらかのロックがかからず中途半端なロック状態になってしまう場合があります。
このような状態だと外から「カチャ」と簡単に開けられてしまう場合があります。
夜間にシャッターを閉めた状態で窓を開けて寝る場合もこのように大きな音をたてずに外からシャッターを開けられてしまうケースがあるので注意が必要です。
また単純にシャッターをきちんと閉められていない状態、車のドアでいうと半ドア状態の場合もあるので気を付けましょう。
お部屋のシャッターは大丈夫か簡単にチェックする方法
まずシャッターに歪みが発生しないようにするには普段からシャッターの開閉はシャッターの中央をしっかり持って開け閉めすることが大切です。
シャッターの開け閉めをする時に端を持って操作するとシャッターがまっすぐに上がったり下がったりしなくなってしまいます。
ご自宅のお部屋のシャッターが大丈夫かどうか確認するには、まずシャッターの開閉がスムーズかどうか、左右どちらかに歪んでいないかを目視します。
また、その他にシャッターを閉めた時にカチャっとロックがしっかり掛かっているかどうか確認する為にシャッターを閉めた状態で外から開けられないかどうかを実際にご自身で確認してみると良いでしょう。
シャッターの建て付けがおかしかったり、しっかりロックが掛からない気がする場合は管理会社や大家さん、一軒家など持ち家の方はシャッターの専門業者に一度見てもらうことをおすすめします。
シャッターを閉めた状態で窓を開けて寝たい時は・・・
シャッターを閉めた状態ならば窓を開けていても基本的には大丈夫ですが、先程ご説明したように外からシャッターを開けられてしまうケースもあります。
とはいえ、エアコンが苦手なので外気の涼しさを感じながら寝たい!という方も結構いらっしゃると思います。
どうしても窓を開けたまま寝たい場合は、シャッターを閉めることを条件に窓は人が通れない程度までしか開けないことです。
万が一、外からシャッターを開けられたとしても人が通れない程度しか窓が開かなければすぐに侵入される可能性は低くなります。
具体的にはこんな感じの防犯アイテムを活用してください。
あとは併せて音での防犯対策をプラスαでやっておくと心強いですね。
例えばこんな感じのアイテムもおすすめです。
夜に限らず日中でも不法侵入者にとって『音』というものは嫌がれれます。
一軒家の家族住まいは窓閉め忘れがありがちな理由
一人暮らしの場合、その多くは1ルームの部屋に住んでいるので窓の数も戸建てに比べれば少なく、その確認も比較的容易です。
またこのご時世なので一人暮らしの方は「自分の身は自分で守る」という意識が強く、就寝前の戸締まりの確認の意識も高いようです。
逆に大人が2人以上いる戸建て住まいの家庭は防犯意識の責任感がどうしても分散されてしまいます。
一人暮らしの場合は自分が戸締まりの確認をしないと不安ですが、自分以外に大人が同居していると「大丈夫でしょう」と根拠の無い安心感が生まれてしまいます。
カーテンの向こう側の窓は開いているのにも関わらず、複数の人間がいるのにもかかわらず家族の誰もが「まさか誰か閉めてあるでしょう」という先入観が芽生えてしまう事もあるのです。
一人暮らしはなく家族住まい、特に部屋数の多い一軒家にお住まいの方は就寝時の戸締りのチェックや役割分担などは普段から決めておくといいと思います。
夜風が涼しくなる季節はご用心
熱帯夜は窓を閉め切ってエアコンをつけますが、窓を開けて気持ちのいい夜風が吹き込んでくるような季節には侵入犯罪者も「鍵の閉め忘れ」を狙って歩き回っています。
戸建てタイプの家では道路側に面した南向きの家が窓の施錠状態が分かりやすいので狙われがちと思いきや、意外と道路側に面していない北向きの家が狙われやすいんだとか。
理由は、北向きは道路側に面していないから安心感からか、逆に窓の閉め忘れが多いそうです。
心理的に人間が隙を見せやすいところを狙ってくるのです。
死角のない防犯対策を講じて安心して過ごせる日常生活をお送りください。