「 夜中にインターホンが鳴った 」なんていう恐い経験がある方は意外と少なくありません。それに時間帯は20時頃ならまだしも、深夜の1時や2時に鳴るインターホンは恐怖でとてもじゃないけどモニターを見る余裕はありません。
出来れば経験したくない「深夜にインターホンが鳴る」現象。
普通に考えたら常識的に深夜に訪問者なんて考えられません。
こんな夜中にインターホン・・・この恐怖の経験をした方なら分かると思いますが、いざ深夜に「ピンポーン!」と鳴ったら恐怖のあまりその場から動けなくなります。
一度に何回も鳴るインターホンであれば近所で火事か事件が起きていて誰かが知らせに来てくれてるのかとも考えられますが、1回だけ鳴るインターホンはとても不気味です。
ましてや訪問者の顔を確認をするなんてことはよほどの度胸がなければそう簡単に出来るものではありませんよね。
今回はこの深夜に鳴るインターホンについてその原因や対策を考えたいと思います。
物理的な原因の可能性
深夜にインターホンが鳴る原因の一つにまずインターホンの誤作動が考えられます。
出来れば突然インターホンが鳴る原因はこの誤作動であってほしいと思います。
インターホンは電化製品なので気温差や天候による湿気や結露で誤作動が起こることはしばしばあります。
誤作動が原因かどうかを確認する為に、外部側のインターホンを確認してみましょう。
もしレンズやライトカバーの内部が曇っていたり結露が確認出来るならばそれが原因で誤作動を起こしている可能性があります。
また、経年劣化のより内部配線が断線したりすることもありますので何も問題が無くてもインターホンは10年前後で新しく交換することを推奨します。
もし賃貸物件の場合は、誤作動を理由にインターホンを交換してくれないか管理会社や大家さんに交渉してみましょう。
交換してくれない場合、単身用防犯カメラの増設という選択肢もありますので下記記事をご覧になってください。
第三者が押している可能性
私たちが最も恐れるべきことは「第三者」による行為です。
なぜインターホンを押されなくてはいけないか、その理由はいくつか考えられます。
悪戯(いたずら)
深夜に出歩いている遊びたい盛りの若者がイタズラや罰ゲームなどでピンポンダッシュをしている可能性もあります。
しかしこの深夜に鳴ったインターホンの原因が仮にイタズラであった場合、非常に迷惑な行為ですが気分的にはホッとしますよね。
何度もイタズラでピンポンダッシュをされるようでは考え物ですがたった一度だけのことであれば若気の至りとして目をつむってもいいのかもしれません。
泥棒や不審者の確認
深夜のインターホンを鳴らした犯人が泥棒や不審者によるものでない事を願いますが、残念ながら可能性を100%否定することは出来ません。
これら犯罪者がインターホンを鳴らす理由は3つの可能性があります。
在宅確認をしている
まず在宅確認です。
これは日中でも使われる在宅確認手段ですが、夜間でも同じようにインターホンを実際に鳴らして在宅確認が行われているそうです。
しかし深夜にインターホンを鳴らしたら家の人が起きてしまうのでは?と思いがちですが実は違うんです。
旅行などで家を空けている人は長期不在や留守にしていることをカモフラージュする為にあえて車を駐車したままで家を空ける人も多いのです。
なので犯罪者は、本当に家に居るのかどうか確認する為にあえて寝静まっているであろう時間帯にインターホンを押して確認するのだとか。
深夜にインターホンを鳴らしたのにもかかわらず部屋の電気が点かないなど、何もアクションが無いようであれば後日に侵入を試みられるかもしれません。
インターホンの音で起きるか試されている
続いて2つ目の理由がインターホンの音で起きるかどうかを確認していることです。
これって冷静に考えたら恐ろしいですよね。
インターホンを鳴らして起きなかったら侵入してくるかもしれないってことですよ。
しかし人が寝静まっている時間帯に侵入してくる犯罪者はたくさんいるので大いにその可能性はあります。
逆に深夜のインターホンが恐怖で身動きとれなくなったところに犯罪者が侵入してきたらどうしようもなくなります。
インターホンを鳴らして玄関を開けさせる
3つ目の理由が在宅者を襲撃する目的でインターホンを鳴らしているかもしれないということ。
ピッキングやガラス破りなどで侵入するのではなく、インターホンを鳴らして住人が玄関を開けてくれるのを待ち伏せする強行手段です。
犯罪者は玄関ドアの内側に隠れ、ドアが開いた瞬間に凶器で脅されたらいとも簡単に侵入を許してしまうでしょう。
この荒手且つ強引な侵入方法で被害に遭った被害者も少なくありません。
深夜にインターホンが鳴ることに対しての対策
これまでインターホンが鳴る原因について仮説を立ててみましたが、次にその対策についても考えていきたいと思います。
物理的な誤作動に対する対策
まずは誤作動を疑いましょう。
なぜならこの問題が怪奇現象ではなく物理的な問題なんだと確信したいからです。
繰り返しますが、現在のインターホンを10年近く使用しているならこれを機に取替えることをおすすめします。
電化製品の耐用年数は約10年ですからね。
もちろん10年を越えても調子よく使える電化製品はたくさんありますが電化製品にもアタリハズレはあります。
さて、今自宅に付いているインターホンはテレビモニター付きのインターホンでしょうか?
これから新しく交換するのなら訪問者の顔を確認出来るモニター付きのインターホンが絶対条件です。
その上でどんな訪問者が来たか映像で確認出来る録画機能付きのものを選びましょう。
インターホンに録画機能があれば防犯性の向上はもとより日中でも留守中にどんな訪問者が来たのか確認出来ますのでとても便利です。
メーカーはパナソニックやアイホンが有名ですね。
最近はYouTubeなどでインターホンの交換方法を学ぶことが出来るので自分で交換すれば多少安く済みますが不安な方は家電量販店で商品購入と取付けをお願いしましょう。
家電量販店で購入・取付けすれば万一の保証が安心です。
イタズラに対する対策
深夜に鳴るインターホンがイタズラによるものだったら録画機能付きのインターホンに交換することによって問題は解決します。
なぜならイタズラでインターホンを押すような人はわざわざ録画機能付きのインターホンの家にそんなことはしません。
録画機能付きということをアピールする為に「録画機能付き」というステッカーをインターホンの近くに貼ると効果があるでしょう。
泥棒や不審者に対する対策
深夜に鳴るインターホンが泥棒や不審者によるものの可能性が高い場合、出来るだけ早く対策を講じましょう。
まずインターホンは録画機能付きのものに新しく交換したものと前提してお話します。
短期的な対策
不審者によるインターホンかもしれないと思った時にすぐにやることは電気を点けることです。
とにかく在宅している・起きているというアピールをしましょう。
玄関灯や玄関、廊下、リビングなどとにかく外から見て電気が点いたことが分かりそうな場所の電気を点けることです。
間違っても玄関ドアや窓を開けて外の様子を見るようなことはしないでください。
電気を点けたりしても再度鳴らされるようでしたら110番して警察に来てもらった方が無難です。
長期的な対策
深夜にインターホンを鳴らした見知らぬ人物が映っていた場合、警察に相談しましょう。
深夜に知らない人間に自宅のインターホンを鳴らされるのは明らかにおかしいので大げさと思わずに警察に相談や報告だけでもして付近のパトロール強化のお願いをしましょう。
次にセンサーライトの増設です。
とにかく泥棒や不審者が嫌がるには音と光です。現状、自宅の玄関付近に十分な光が無いと感じたならセンサーライトを買い増して増設することです。
泥棒や不審者は犯行を実行する前に何度も何度も下見をしに来ます。
その習性を逆に利用して次回下見に来た時にセンサーライトを増設したことを見せつけ、警戒感を高めていることを不審者にアピールすることも効果的です。
センサーライトの他、防犯カメラの設置なども不審者に対して有効な警戒アピールになります。
まとめ
まとめになりますが、「深夜にインターホンが鳴る」原因は多くの場合は誤作動や断線などといった物理的な問題によるものです。
気持ち悪い思いをした場合は、まずインターホンを新しく交換しましょう。
一度でもこのような経験をすると気になってしまい、平穏で穏やかだった毎日が不安や心配で落ち着かない日々を送ることになります。
物事には必ず原因があります。
その考えられる原因をピックアップして一つ一つ消去法で解決していくことが大切です。