夜中に不審な音で起きてしまったら玄関の方から何か音がする。よくよく確認すると誰かが外からドアノブをガチャガチャと開けようしていた!なんて経験はありませんか?実はこれ、気のせいじゃなくて就寝中の住人を狙った犯罪者が鍵を閉め忘れている部屋を探し回っているんだとか。
普通に考えて夜中に訪問すること自体おかしいのにインターホンも押さずにいきなりドアノブを開けようとするなんて恐怖でしかありません。
この恐ろしい体験、実は似たような経験をしている方は結構多いらしいです。
いつあなたの部屋に来てもおかしくないこの恐怖。
普段から玄関の鍵をしっかり閉めることはもちろん、ターゲットにならないように工夫や対策をしておく為、本記事を参考にしていただくと幸いです。
ドアをガチャガチャしている犯人は人間
電気配線の不具合も原因と考えられる夜中に鳴るインターホン現象とは違ってドアノブがガチャガチャと音がするのは明らかに人間の仕業です。
気温など温度差による「パキッ」と鳴るような音ではなければ誰かがドアノブに手に触っている音でしょう。
このような事が起きたら誰が?何が原因なのか、またその対策を考えることが防犯上重要になってきます。
誰が何の目的で?考えられる可能性
ドアノブをガチャガチャやられた場合、その日を境に不安な毎日を送ることになります。
しかしそんな日々を過ごすのは精神衛生上よくありませんので一体誰がドアノブを触ったのか考えられる可能性を考えてみましょう。
隣人など部屋を間違えた人
まずアパートやマンションで多いのが両隣、または上下の部屋に住んで居る住人による単なる間違いの可能性が疑われます。
特に夜間となれば飲酒による泥酔状態で帰宅してくる住人もいます。
そこで自分の部屋と間違ってドアノブをガチャガチャとやってしまうケースがあるのです。
しかし翌日以降にその人があなたの部屋と間違ってドアノブをガチャガチャとやってしまいましたと言えるはずもないし面識がなければ尚更です。
モヤモヤするかもしれませんがこのように同じ建物に住んでいる住人による部屋の勘違いが原因だといいですよね。
犯罪者の可能性
疑いたくないけど警戒すべきは犯罪者の可能性です。
犯罪者が狙っているのは玄関の鍵を閉め忘れている就寝中の住人。
犯罪者は恐ろしいことに、在宅中、人が居ることを分かって侵入してくる為、凶器を持っている可能性は高いので非常に危険です。
卑劣な犯罪目的に玄関の鍵の閉め忘れている部屋を夜な夜な探し回っている者が居るのは有名な話ですので玄関の戸締りは決して忘れてはならないのです。
また、SNSをやっている女性は知らず知らずの間に全く面識のない人間にストーキングされる被害が増えていますので注意が必要です。
アパートやマンションが狙われやすい理由
ここからはドアノブをガチャガチャする犯人は犯罪者だという仮説を立ててお話したいと思います。
犯罪者は玄関の鍵を閉め忘れた家を大胆にもドアノブに直接手を掛けることで確認して歩き回っています。
しかもその被害に遭う住宅の属性は戸建住宅よりもアパートやマンションに多いのです。
一人暮らしが多いから
その理由の一つにアパートやマンションに住む人は一人暮らしが多いからということが考えられます。
一人暮らしの住人ならば鉢合わせになっても数敵不利になることはありませんからね。
ではなぜ一人暮らしということが分かるのでしょうか?
それは建物の外観から簡単に判断出来ます。
外から見ればその建物が単身用なのかファミリー用なのかベランダの大きさや窓の数などで簡単に判断出来ます。
そして狙われるのは一人暮らしの女性です。
これもベランダや窓際に干してある洗濯物やカーテンの柄などで判断されますしポストの表札や郵便物などをあさられると名前でばれてしまいます。
戸建よりも効率がいいから
なぜ戸建よりもアパート、マンションが狙われるのか?
それはアパートやマンションの方が犯罪者にとって効率がいいからだと考えられます。
アパートやマンションは共用廊下がありますのでその廊下を犯罪者が歩いていても特に不自然ではありません。
しかも共用廊下を歩きながらその階の部屋を立て続けにドアノブを確認しながら歩くことが出来ます。
同じ時間をかけても戸建住宅を5件廻るところをアパートやマンションの部屋ならその倍の数を廻ることが出来ますよね。
セキュリティーが弱いと判断されている
戸建に住む世帯はファミリー世帯が多く若い単身住まいの方に比べて世帯収入が多いので防犯設備の設置、ホームセキュリティーの契約をしているなど防犯対策が充実しています。
アパートやマンションの若い単身者はこのご時世といってもまだまだ事件を他人事に考えている方が多くセキュリティー対策を何も講じていない人が多いと判断されています。
犯罪者は就寝時間帯に侵入を試みる大胆な犯罪を犯そうとする心理とは裏腹にその犯罪を阻止されそうな家は狙わず、少しでも犯罪行為をしやすい部屋を狙うのです。
ドアノブガチャガチャの対策
一度でもドアノブをガチャガチャされたという経験をしたならばすぐに対策をする必要があります。
今回は鍵をロックしていたからよかったものの、もし鍵が開いていたらそのまま侵入されていたでしょう。
また、玄関を開けられそうになったということは犯罪者にターゲットにされたということなので一度あることは二度あると思って対策をしましょう。
対策の基本的な考えはまずターゲットにならないよう女性の一人暮らしや女性だけの在宅時間帯が多いということをばれないようにすることです。
その点も視野に含めて以下6つの対策を掲げますのでご参考にしてみてください。
ドアノブガチャ抑止効果抜群。防犯カメラの導入
まず防犯上、一番効果が見込まれる対策は防犯カメラの設置です。
仮に前回と同じ犯罪者が来た場合、前に無かったはずの防犯カメラが設置されていたらどうでしょう。
住人であるあなたが明らかに警戒していることが間違い無く伝わりますし、うまくいけばその不審者の顔を映像に捉えることが可能となります。
最近では配線工事などが必要なく、女性でも簡単に設取付け可能な防犯カメラがたくさん販売されています。
防犯カメラをすぐに買う予算が無い方はダミーカメラや犯罪抑止力のある防犯ステッカーを玄関ドア付近に貼るだけでも違います。
部屋の鍵をオートロック化する
ドアノブをガチャガチャとされた時、「もし鍵を閉め忘れていたら・・・」。
犯行の被害に遭うことを完全に避けることは出来ませんが対策は出来ます。
もう気付いている方は多いと思いますが一番の対策は鍵の閉め忘れ自体を物理的に0(ゼロ)にすることです。
既存の玄関ドアに後付けで簡単に取付け出来るオートロック化アイテムを導入してみましょう。
玄関ドアをオートロック化さえしてしまえばそもそも鍵の閉め忘れ自体が無くなります。
どんなに気を付けていてもうっかり忘れてしまうことがあります。
自分が忘れてしまった時のことに保険を掛ける意味でも玄関のオートロック化はおすすめです。
防犯性を高める洗濯物の干し方
犯罪者のターゲットにならないようにする為に出来ること、それは女性の一人暮らしということをあからさまにしないことです。
分かりやすいのはベランダに干してある洗濯物。
干してある洋服などで性別や年齢層が分かってしまうので屋外に洗濯物を干す場合は洗濯物の目隠しシートや雨よけカバーなどを使うなど工夫して丸見えにならないようにします。
また、男性物の洋服や下着、靴下などを一緒に干しておくことも防犯効果があります。
ここで肝心なのは男性物の洋服はTシャツだけとかパンツだけではなく、よりリアリティーを出す為にズボンや靴下など2~3セット揃えて使うことがポイントです。
表札やポストは苗字のみにして性別を推測されない工夫を
死角となるのが表札です。
表札に苗字と名前のフルネームを表記してしまうと性別がばれてしまい、女性は防犯上危険なのです。
その裏付けに最近では個人情報保護や防犯目的で玄関に名前の表札が無いアパートやマンションが増えてきました。
また、集合ポストにフルネームが表記されている場合もあるので確認が必要です。
性別を確認する方法として郵便物の宛名部分を見られることもある為、ポスト自体に鍵を付けることも忘れずに。
その他、玄関廻りやポスト付近に性別を推測されてしまうような物を置いていないか第三者目線で改めてチェックしてみましょう。
ゴミに紛れる個人情報を完全に消す
犯人が狙いを定めるとあなたが出したゴミさえあさることもあります。
ゴミ袋をあさられることを想定するのは嫌な気分になりますが、ダイレクトメールなどの郵便物はシュレッダーで切り刻むか名前部分を黒く塗りつぶしてから捨てましょう。
また、一目で女性物と分かるような洋服や下着、化粧用品などは中身が見えない黒いビニール袋に入れてからゴミ袋に捨てるなど一手間が必要です。
このような工夫はドアのガチャガチャ対策のみならず、ストーカー被害に遭わない基本的な対策の一つとされています。
ドアスコープや玄関ドアポストを見直す
大胆にもドアスコープや玄関ドアポストの蓋を開けて部屋の中をのぞく犯罪者もいます。
気付いたらドアスコープが取られていて部屋の中が丸見えだった。ドアスコープが逆になっており外から部屋の中を見られる状態になっていた・・・
なんて被害は多いです。
そして意外と盲点なのがドアポストからのぞかれる被害です。
郵便物や書類を投函する人を装ってドアポストの蓋を開けるのは周囲から見ても不自然ではないのでこの手口を使って部屋の住人がどんな人なのか確認する者もいるので玄関の内側から目隠しの工夫をすることをおすすめします。
在宅侵入のお守りにホームセキュリティー
在宅中に部屋に誰かが入ってきた時、冷静に警察に電話をして状況の説明を出来る自信はありますか?
例えばホームセキュリティーのアルソックなら緊急通報ボタンを押せば最も近くにいる警備員があなたの元に駆け付けてくれます。
警備員の駆け付けと同時に状況に応じて警備会社の判断で警察への通報も行ってくれます。
急な恐怖に襲われた時、電話は出来ないけど緊急ボタンを押すことなら何とか出来るかもしれない・・
そう思ったならばホームセキュリティーも防犯対策の視野に入れましょう。
アルソックなら最安で月額3,300円(別税)~単身者プランのセキュリティーサービスがあります。
毎月数千円で自らにもたらしてくれる安全や安心を今一度考えても良い時期にきています。
スマホ画面だと見ずらいという方は資料請求して紙面でじっくり見ることをおすすめします。
ちなみに私も資料を取り寄せましたがすぐに届きました。大手なので特に営業電話もかかってくることもありません。
また、セコムとアルソックについては下記記事で単身者用プランについてサービス内容や月額料金・初期費用なんかをまとめていますので宜しければ参考にしてみてください。
以上7つの対策案を書いてみましたが犯罪抑止の視点からしても防犯カメラの設置が対策としては一番効果があります。
もしドアノブをガチャガチャとされたらまずは警察に通報してその事実を報告すること。
希望通りに動いてくれるか分かりませんがしばらくは近辺をパトロールしてほしいと希望を伝えてみましょう。
女性の単身住まいや小さい子を持つシングルマザー世帯は狙われやすい傾向にありますので戸締まりなど特に気を付けてお過ごしください。