Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーは安全?一人暮らしの女性の利用がおすすめ出来ない理由。

防犯

2016年に日本に上陸したオンラインフードデリバリーサービスのウーバーイーツ。コロナ渦による巣ごもり生活やリモートワークが増えた影響もあり近年一気に需要が高まっている注目のサービスですが一人暮らしの女性でも安心して利用出来る安心材料はあるのでしょうか。

スマホ一つで気軽に飲食店の提供する料理を自宅に届けてくれるとても便利なウーバーイーツ。

CMなどメディアの露出も増えてきて社会的信用性もついてきているように見えますがそれはまだ企業イメージや認知度の範囲でしかないことを認識しておきましょう。

実際に自宅に届けてくれる配達員はウーバーイーツの従業員ではなく、ウーバーイーツから委託された個人事業主なのです。

もちろん、個人といえども事業主なのでそのほとんどが安心できるものだと思いますがウーバーイーツを利用する上で注意しておきたいことや防犯上知っておきたいこともあります。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員の登録は簡単

ウーバーイーツの配達員になる条件をご存じでしょうか。

配達パートナーになるべく登録審査はあるものの、基本的にスマホ、身分証明、銀行口座を持っている18歳以上であれば誰でも登録可能です。

他に必要書類といえば自動車やバイクの任意保険に加入している証を提出する程度のものとなっています。

一般企業の採用過程のように書類審査→1次面接→2次面接→最終面接といった慎重な人選が行われていないのも当然です。

なぜならウーバーイーツの企業側は配達員の起こしたトラブルや犯罪の責任を一切負わないスタイルの単なる委託契約だからです。

言い方が悪いですが、ウーバーイーツ側は商品を届けてくれるなら人間性はあまり重視していないような感じですよね。

注文時の配達員の顔と実際に届けに来た配達員の顔が違う

ウーバーイーツでは注文時に配達員の顔が確認出来ます。

しかし実際に届けに来てくれた配達員の顔が違うなんてことはしょっちゅうあるそうです。

配達員を顔で選ぶわけではありませんがこういうことが頻繁にあるとウーバーイーツのシステムに対して疑念が生じてしまいます。

事実、配達作業をビザの在留期限が切れた外国人にやらせていることや、在留資格のない外国人が配達していることがあるようです。

過去には書類送検事例も

過去にはウーバーイーツの運営会社が不法滞在の外国人(ベトナム人)を在留資格を十分確認せずに配達員として働かせていたとして、書類送検されている事例があります。

このベトナム人は偽造パスポートや在留カードの画像を使って配達パートナー登録していたようですがウーバーイーツ運営元は面会による本人確認をしないなど十分な確認をしていなかったようです。

偽造物の画像登録で簡単に配達パートナーになれるなんてちょっと恐ろしくありませんか。

184人が不法就労や資格外活動などの疑いで検挙

更に掘り下げるとウーバーイーツは警視庁によると2020年度には外国人配達パートナー合わせて184人が不法就労や資格外活動などの疑いで検挙されていてます。

日本運営元の代表はこのことに関して任意の事情聴取で「直接報告を受けておらず、知らなかった」と話していたそうです。

CMでよく見る企業のサービスなので「安心」と思い込むのは危険です。

最近(2021年8月25日以降)では外国人新規登録に制限がかかり外国人が新たに登録するにはハードルが上がったようですが例え日本人でもどんな人が配達パートナーに登録されているのか気になってしまいます

ウーバーイーツ運営元には配達登録希望者側のことだけではなく、注文するエンドユーザー側にも立って身元確認や犯罪歴等の調査は行ってほしいものです。

Uber Eats(ウーバーイーツ)側の配達員への教育や監視・管理は一切ない

仮にウーバーイーツで注文し、その配達員が注文者に損害を与えてしまった場合には配達員が直接注文者に損害の賠償を行います。

配達員と話したくないからウーバーイーツと交渉したいと言ってもそれは不可です。

基本的に業務委託なので、ウーバーイーツは注文者と配達員の間に起きたトラブルや事件には一切関係が無いし関与する責任もありません

なので単にメディア露出が多いという理由だけで「安心・信用だ」と思うのは間違いです。

ウーバーイーツは配達パートナーの雇用主ではない

配達パートナーはウーバーイーツに雇用されている訳ではありません。

配達パートナーは個人事業主です。ウーバーイーツという企業と配達に関する契約を締結しているだけなのです。

その為、ウーバーイーツが契約相手である配達パートナーに対して従業員のように細かく指導したり管理したりすることはないのです。

雇用していないので配達パートナーの面接や入社試験等がない

配達パートナーはあくまで個人事業主です。

先程も申し上げましたが従業員ではない配達パートナーに対して面接や入社試験など人材を落とす工程が無いのです。

身分証明等、必要な情報と書類さえあればスマホ一つで配達パートナーに登録出来るのです。

注文&受取りで自分の「顔」「連絡先」「住所」を教えることになる

一度注文すると個人の配達員に自分の顔や連作先、住所など主要個人情報を知られることになります。

そんなのネットショッピングしても同じでしょ?と思うかもしれませんが企業としてネットショップを経営している会社は個人情報についての取り扱いが厳しく管理されています

その点、個人で請け負っているウーバーイーツの配達員に個人情報の取り扱いについてどのように管理されているかなんて分かりません

悪用することは考えられませんが自分の電話番号や住所がどのように扱われているのか考えるとちょっと正直不安になります。

ネットショッピングで購入したものを直接自宅に届けてくれるヤマト運輸や佐川急便などといった大手会社とは社会的信用度が違うことを頭に入れておかなければなりません。

せめて本名はニックネームに変更(プロフィール → アカウント詳細 → アカウントを編集する)して利用することをおすすめします。

一人暮らしの女性にはあまりおすすめ出来ない理由

結論から言うとウーバーイーツはとても便利なサービスだと思いますが一人暮らしの女性が利用するにはちょっとリスクや不安要素があります

注文者は個人情報を提示しているのに、配達員は実際に登録されていない人が配達に来たりすると不公平感を感じてしまいますよね。

また、SNSでウーバーイーツの悪い評判を見てしまうとやはりなんだか不安になります。

ウーバーイーツはどちらかというと会社のランチタイムに職場の同僚と注文したり、個人宅であっても部屋に複数の友人家族が居る時に注文するといった利用が安全です。

危険に晒されるということは滅多にないでしょうけれどもまだウーバーイーツ関連でトラブルや問題が提起されている間は様子見をしたほうが無難といえます。

今後の改善に期待ですね。

一人暮らしの女性が利用する際の注意点

それでも一人暮らしの女性がウーバーイーツを利用したい場合は十分な注意を払ったうえで以下の方法で利用するこおをおすすめします。

・注文時は本名ではなく、ニックネームにする。

・受け取りは対面ではなく、宅配ボックスや置き配など非対面で受け取る

非対面式での受取りを行う場合は事前にクレジット払い等で商品代の決済が完了していることが条件となるようですので予め確認しておきましょう。

また、対面で受け取る場合は自宅ではなく自宅近くのコンビニとか人通りの多い場所で受け取る手段もありますね。

女性の一人暮らしというものはご自身が思っている以上に様々なリスクや危険が日常に潜んでいます。

被害に遭ったそのほとんどの方が「まさか自分が被害に遭うなんて」と思うでしょう。

防犯は日常生活において予測出来る最悪の事態に対して予めその対策を講じることが大切なのです。