不動産管理会社が管理している賃貸マンションやアパートに住んでいるから安心だと思っていませんか?メディアでは多くを報道されていませんが管理会社の従業員による入居者宅への不法侵入や押入りや空き巣犯罪が発生しています。
一部の管理会社の不祥事とはいえ、管理会社という存在自体の信頼を裏切るような事件が実際に起こっていることをアパートやマンションにお住まいの方は知っておくべきです。
全国にフランチャイズ展開している某大手不動産管理・仲介会社のエイブルの男性社員がマンションの内覧に訪れた女性客に強制わいせつ事件を起こし逮捕されています。
これは昔の話ではなく、記憶にも新しい2021年6月に報道されたものです。
このように不動産会社の社員や従業員が起こす犯罪は報道されているものはあくまで一部であり、実際に報道されなかったもののこの類の犯罪は今も昔も発生していることを頭に入れておくべきです。
管理会社=安心という方程式は存在しない
今住んでいる物件は不動産屋さんが管理しているから安心だと思っているのならそれは間違いです。
一部の人間ではあるものの、警察官が犯罪を起こしてしまう世の中です。
アパートやマンションの管理会社の人間を100%信用してはなりません。
管理会社は入居者の個人情報や鍵を管理しています
管理会社には入居者の個人情報があります。
それは電話番号から家族構成、実家の住所連絡先、勤務先など自分が入居時に申告した情報は保管されています。
そして当然ながらあなたの部屋の鍵も持っています。
この個人情報や鍵は厳重に管理されていて、従業員といえども簡単には閲覧や鍵の持ち出しは出来ないシステムになっていると思いきや実はそうでもないのです。
管理会社の個人情報や鍵の管理は未だに雑で簡単な扱いをしている会社が多いからです。
例えばある入居者の鍵を複製してその複製したスペキーを持ち出すことも可能な管理会社は多いはず。
だから管理会社従業員や元従業員による入居者宅押入り侵入犯罪等がいつ起きても不思議ではないのです。
この事を頭に入れて生活するべきです。
管理会社従業員による犯罪は押入り犯罪が多い
管理会社の従業員が理性を失って犯罪に手を染めてしまう場合、多くは合い鍵を使った押入り侵入犯罪が多いのです。
なぜなら普通の人では入手出来ない入居者さんの合い鍵を持っているからです。
管理会社従業員による犯罪の目的は空き巣ではなく”異性に対する異常な興味”なのです。
それは合い鍵を持っていれば容易に出来る盗聴・盗撮・身につける物の窃盗・押入りなどなのです。
管理会社という立場上、一度話したら興味を持ってしまい犯行に及んでしまったというパターンが多いのです。
実際にあった管理人による犯罪事例
実際にマンションを管理する立場の人があたかも自社で管理するマンションの入居者宅をターゲットに犯罪を起こすことは無いのではないかと思っている方も多いのでは。
実際には不動産管理会社、マンション管理会社、大家さんなどといった管理者にあたる人間がそのような犯罪を起こしていることは事実です。
芸能人が被害にあった例をあげてみましょう。
某女優が被害にあった事例
2017年に当時20歳だった「全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞履歴のある女優さんの自宅マンションに合鍵で侵入したとしてマンション管理会社の男性元従業員が逮捕されました。
この男は居室に侵入して室内を物色したり、浴室に盗撮用カメラを設置するなどしたと言われています。
被害者の女性が小型カメラの設置に気付くまで2度も被害者宅に合鍵を使い侵入したそうです。
俳優福山雅治さんが被害にあった事例
2016年に福山雅治さん、吹石一恵さんの住居に不法侵入したとして当時48歳の女性が逮捕されました。
福山さんがお住まいになっていたマンションは芸能人という職業柄もあり、かなりセキュリティーの高いマンションに住んでいたと言われています。
しかしそれは外部からのセキュリティーが高いというだけ。この事件の犯人はマンション管理をしている「コンシェルジュ」だったのです。
コンシェルジュといっても言わばマンションの管理人です。
本来、マンションの入居者の安心安全の為に従事するはずの人間が理性を失うといくらセキュリティーの高いマンションに住んでいてもいとも簡単に侵入されてしまいます。
何故なら合鍵を持っているからです。
管理人が犯罪を起こし逮捕されているのは一部だけ
先にあげた芸能人が被害に遭った2例は実際には氷山の一角。
実際に合鍵を管理する立場を悪用して犯行に及んでいるケースは世の中にたくさんあるはずです。
あくまでその犯行が明るみになったら逮捕されるだけで、未だに密かに犯行を継続して行っている悪徳な管理者はいるものとして警戒して生活する必要があります。
管理会社従業員による押入り犯罪の対策
在宅中の押入り犯罪なんて普通に考えされませんよね。
しかし何度も言いますが理性を失った人間が合い鍵を持っていることほど恐ろしいことはありません。
入居者であるあなたに対して興味を持った男性社員が部屋の合鍵を持っていたら・・・なんて考えたくもないけど実際にそのような犯罪は過去に発生しています。
結果からお話すると対策は防犯カメラの設置か、ホームセキュリティーの導入です。
一昔前まではホームセキュリティーサービスは戸建住まいの方向けというイメージがありましたが最近ではアルソックを始めセコムなど大手会社でも単身者用に合わせたサービス内容とプランが用意されています。
マンション管理会社任せにせずこのような外部のセキュリティーサービスに目を向けるのもリスクヘッジになることは間違いありません。
防犯カメラ若しくはホームセキュリティーを導入していれば外観からして防犯意識が高いことが分かります。
ALSOKの無料資料請求管理会社は自社で管理するアパートやマンションによく出入りするので防犯カメラやホームセキュリティーのステッカーが貼られていることにすぐに気付くでしょう。
そうすることでターゲットにされにくい効果を見込めます。
管理会社従業員による盗聴・盗撮器設置犯罪
管理会社の従業員にとってある入居者さんの部屋の鍵を複製をすることはそう難しいことではありません。
上司の目を盗んで管理鍵を持ち出して鍵を複製するのも、何かと理由をつけて堂々と鍵を複製するのも恐らく簡単に出来ます。
その為、平日日中などの留守の時間帯に複製した鍵を使ってあなたの部屋に侵入することは簡単です。
万一、侵入したところを目撃されても管理会社という立場を使って部屋に入った理由や言い訳はいくらでも思いつくことでしょう。
ドアガード(チェーン)は簡単に開けられてしまう
合い鍵を使って侵入されようとしてもドアガード(チェーン)があるからと安心してはなりません。
このドアガードは簡単に開けられてしまいます。
既にインターネット上ではドアガードの開け方が公開されており、この動画を見た人は、数十秒で簡単に外からドアガードを開けられる事が可能になってしまいます。
その為、今となっては現在備わっているドアガード(チェーン)は侵入犯罪者にとって開ける事は容易だという事を頭に入れておきましょう。
不正に合い鍵で開けられない玄関にする方法
ドアガードはあくまで補助錠であり開け方を知っている人がやれば数十秒で開けられてしまいます。
不正に合い鍵を使って侵入してくる場合を想定するなら鍵で開けられない玄関にすれば良いのです。
それを可能にするのが” 鍵穴のないリモコンドアロックLOCKEY”。
この商品はピッキングなど防犯対策の他、車椅子ユーザーのような鍵の開け閉めが困難な人の為に開発されたものです。
このLOCKEYを取り付ける事により今までの鍵を使わずしてリモコン操作のみで鍵の開閉が出来るようになります。
LOCKEYは構造上ピッキングする事は不可能。しかもドアガードのように外側から設置場所が分からないので開けられる恐れもありません。
特殊粘着シートでしっかりと貼り付けられます。ビス止めや穴開け工事は不要です。
このLOCKEYをドアガードの代わりとして設置する事で、既存の玄関鍵と併用する事により防犯性がはるかに向上します。
盗聴・盗撮器が設置されていないか確認する方法
もし入居をする前に何者かによって盗聴・盗撮器が仕掛けられていたら入居者は気付く術はあるのでしょうか?
恐らく疑うことなく何年も過ごしてしまうことになるでしょう。
ゾッとするような話ですが毎日の会話や自宅での様子が何年もの間、誰かに見られていたり映像を売られているかもしれません。
盗聴・盗撮器の犯罪被害が発覚するのは氷山の一角とも言われています。
実際にはその被害に遭っていることさえ知らずに過ごしている人の方が多いのかもしれません。
定期的に専用道具を使って部屋をチェックする事をおすすめします。
今回の記事で伝えたかったのは「管理会社が管理しているから安心」と100%信じるのは危険だという事です。
この考えが頭にあるのと無いのでは防犯上大きな差があるのは間違いありません。
信用出来るのは家族だけなのです。
この機会に今一度、自身の安全や防犯対策を見直してみてはいかがでしょうか。